夫と離婚して10年、女を忘れて働いてきた。
気付けばもう40歳。
職場の女性が性生活を話題にして和気藹々としている時は、話の輪に入ることはなかった。
自分で自分をセーブしていたんだろう。
数ヶ月前、初めてパソコンを買った。
仕事から帰ってくると、お酒を片手にネットサーフィンをするのが日課になっていった。
ほろ酔い気分になり、何を思ったのか『出会い系サイト』に挑戦してみた。
それからは毎日入り浸り。
とは言えただの暇潰しで、会うつもりなどなかったので、正直に年齢は40歳だと答えておいた。
こんなおばさんを相手にはしてくれないだろうし・・・。
それに出会い系の人達は、最初こそ当たり障りのない話をしているけど、徐々にエッチな話題に持っていく人が多かった。
でも、Kさんは違った。
あちらも暇潰しで、年齢も同世代ということで、色んな話をメールでした。
しばらくメールを続けているうちに、1度会ってみようということになった。
お互いお酒が好きということで、じゃちょっと飲みに行こうか!みたいな感じだった。
私は疑うことを全く知らなかったのだ。
その日に初めて会ったKさんは、チョイ悪オヤジみたいなダンディなおじさんでホッとした。
一緒にお酒を飲んで話をしていたけど、ほろ酔いになったし、時間も遅くなったのでそろそろ帰ろうかと、時計をチラチラ見ていると・・・。
Kさんがポツリと、「ホテルで飲み直しませんか?周りに飲む人間がいないので、久しぶりに飲み明かしたい」と言ってきた。
明日は休みだったし、飲みたい!っていう飲酒欲があったので、ついて行くことにした。
男の人と2人で食事することすら暫くなかったし、一緒にコンビニへ入ってお酒とお摘みを買ったりして、なんだか若者みたいだなーって感じがして嬉しかった。
ビジネスホテルに入って、さぁ飲み直そうと思ってビールに手をかけた時に、急にKさんが後ろから抱きついてきた。
「ひゃっ、何す・・・るの?」
Kさんが唇で私の言葉を遮った。
「や・・・めてくださいっ!心の準備・・・が・・・」
息が苦しい。
「俺が女の本能を呼び覚ましてあげるよ」とKさんは言ってブラウスを剥ぎ取ってきた。
「いやっ、やめて」と抵抗するも、男性であるKさんの力には敵わない。
あっという間にパンティー1枚にされてしまった。
Kさんは私の抵抗をお構いなしに、乳首を摘んだり舌で転がしたりする。
私は異様な感覚に襲われた。
恥ずかしながら感じてしまった。
でもまだ引き返せる、でも10年ぶりにしてみたいとも思っていた。
「あっ、あっ」
Kさんに愛撫されるたびに、今まで出たことのないような声が漏れる。
「嫌じゃないんだね、もっと淫乱になってごらん」と顔から火が出るような台詞を吐く。
恥ずかしいのと気持ちいいので混乱した。
舌がどんどん陰部へと這っていき、とうとうベージュのパンティーも剥がされてしまった。
自然に腰を浮かせ、スムーズに脱げるようにする。
Kさんの舌が私のクリトリスを舐め上げる。
「あぁぁぁぁぁぁっっ、あっあっあっ」
どうしようも無い感覚に襲われ、足が痙攣し、自然に声が出てしまう。
「凄いね、ヌルヌルだよ、ほぉら、指入れちゃうぞ」
「きゃぁっ、あああああ」
もうどうにかなりそうだった。
指では満足できない・・・。
(欲しい、欲しい!)
私は自然にKさんの性器にむしゃぶりついた。
10年ぶりに見た男性のモノ。
Kさんは50歳近いとは思えないくらい張りと角度が付いたものを持っていた。
はっきり言って、私は無我夢中だった。
Kさんの性器も私の唾液と、自身の粘液でヌルヌル光っていた。
「欲しいかい?」
また顔から火が出るような台詞を吐く。
涎を垂らしながらKさんの性器を口に含み、目が合った。
「欲しいです、お願いします、この一夜だけにします」
そう言うとKさんは、私を下にしてゆっくりと入れてきた。
クチャ・・・。
恥ずかしい音が聞こえた。
「あぁぁぁぁ・・・気持ちいい・・・あっ、あっあっあっあぁぁぁっ」
呼吸が乱れ声の間隔が短くなってきた。
「あっあっあっあぁぁぁぁぁっ」
力が一気に抜けて頭が真っ白、体はジンジンしてイッてしまった。
「よしイッたな、今度は交代だ、俺の上に乗れよ」
言われるがままにKさんの上に乗った。
はっきり言って、上に乗って自分で動くなんて恥ずかし過ぎて出来ないし、勝手も分からない。
Kさんが手を腰に回してくれて前後に動かす。
「き・・・き、気持ちいい・・・」
あとは自分の気持ちいいまま、恥ずかしながら腰を動かしてしまった。
「あんあん、あっ」
息が乱れる。
「よし、イクぞ、中で出すからな、うぅあああ」
そのまま中に出され、2人でぐったりしてしまった。
そのまま眠りにつき、次の朝ネットリと膣の辺りが濡れているのが分かった。
ティッシュで拭いてみると精子らしきものが付いていた。
(あぁ、昨日避妊してなかったんだ・・・)
昨日は無我夢中で分からなかった。
大丈夫だろう・・・。
そう自分に言い聞かせて、まだ寝ているKさんを後にホテルを後にした。